1952-07-01 第13回国会 衆議院 大蔵委員会 第102号
○武藤(嘉)委員 この質問は畜産局長には前にお伺いをいたしましたので、非常にくどいので恐縮でありますが、東畑長官にもひとつお願いしておきたいのは、飼料需給調整法が提案される前後から、非常に商業者の方面からはげしい反対が出て来ておつたことは御承知であろうと思います。商業者の言い分を聞いておりますと、今度の需給調整法によつて、全面的にこの輸入の麦、ひいてはふすまの扱いの、ごときは、商業者は全部オミツトされる
○武藤(嘉)委員 この質問は畜産局長には前にお伺いをいたしましたので、非常にくどいので恐縮でありますが、東畑長官にもひとつお願いしておきたいのは、飼料需給調整法が提案される前後から、非常に商業者の方面からはげしい反対が出て来ておつたことは御承知であろうと思います。商業者の言い分を聞いておりますと、今度の需給調整法によつて、全面的にこの輸入の麦、ひいてはふすまの扱いの、ごときは、商業者は全部オミツトされる
○武藤(嘉)委員 平野農林委員会理事のお答えは、まことにありがたく存じますが、その通りのことをはたして政府においても考慮なさるようなお考えであるかどうか。もし政府委員が御出席でありますれば、御答弁をお願いしたいと思います。
○武藤(嘉)委員 しからば、輸入飼料をたいへんふやしていただくことは、業者も同様に感謝するのであろうと思いますが、入つて参りました輸入飼料を配給と申しますか、そういう点においては、ただいま申しましたような意見は御考慮願えるものでありましようか、伺いたいと思います。
○武藤(嘉)委員 食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案について、御意見を承りたいのであります。御承知のように、いろいろ飼料の輸入及びこの問題については、最近与党野党を問わず、飼料需給調整法と申しますか、これは提出されませんでありましたが、それについて相当に賛否両論あるように承つておるのであります。この食糧管理特別会計法の一部改正によりまして、資金の面が潤沢になるということは、まことにけつこうでございますが
○武藤(嘉)委員 大体今のお話では、産金業者の要望もさることながら、あまりに一度に値上げしないで、できれば五百円見当にしておきたいというお話であります。まことにごもつともな御意見だと私は存じます。御承知のように、戦後非常にたくさんアメリカ国内に陶磁器業者ができましたためか、戦争中十年間対米輸出がとまつておりましたためか、自給自足がだんだんできて来たのであります。そこへ七割の輸入関税が、今度さらにアメリカ
○武藤(嘉)委員 この問題はすでにお尋ねした問題で、あるいは重複するかもわかりませんが、特に私どもの東海地方においては非常に重要な問題でありますので、重ねて通産省の政府委員にお伺いしたいのであります。 それは陶磁器に用います金液でありますが、この金液は、御承知の通りに陶磁器の生産費の中では、相当重要な要素になつておるのでありまして、この金液がコストの約三割を占めておるという状況でありますが、この金液
○武藤(嘉)委員 ちよつと申し上げたい。その点は実は私の聞いておる話は具体的に交渉している男であつて、日本がうつかりするとこれは英米に独占されてしまつて ニッケル鉱がシヤツト・アウトはされないでしようが、非常に入りにくくなるから、何とか政府の方でしてもらえないかということを、私は陳情を聞いたことがありますので、もう少し詳しく調べてまたお聞きしたいと思います。
○武藤(嘉)委員 私の申し上げたいのは、仏領のニユーカレドニアに相当ニツケル鉱がたくさん出る。向うでも非常に輸出をしたがつておるそうでありますが、どうも船がないということ、もう一つは為替資金がないから買えないということ、そこで向うの方ではたいへん日本側に売りたい。ところがニツケルは御承知の稀少物資でありますので、英米方面からも来て手を延ばして、ニユーカレドニアの原鉱を買い占めようという計画がある。何
○武藤(嘉)委員 先ほど緊要物資輸入資金特別会計の問題で承つたのですが、ニッケルは先ほど二百十六トンIMCから割当てておるとおつしやつたのですが、値段あるいは実際日本ではどのくらい需要があるのか。必要なものをお漏らし願えばけつこうです。
○武藤(嘉)委員 陶磁器は日本の対米輸出品の中では非常に重要な部面を占めておりますので、外貨獲得の点から、関税引上げの問題で、業者は、この状態でもし関税引上げが行われるならば、全然陶磁器の輸出は杜絶するのではなかろうかと非常に憂慮しておる折でありますので、大蔵省におかれましても、金液に使いまする金の拂下げ価格については、せいぜい安くしていただくように要望いたしまして、私の質問を終りたいと思います。
○武藤(嘉)委員 話は少し前にもどるかもわかりませんが、この前に関税引上げのところで、まぐろのほかに陶磁器の問題が非常に重要化しているという問題が出まして、その陶磁器の関税に関連することでございますが、実は陶磁器に使いますのに金液というものが必要なのでございます。金を溶解いたしまして茶わんやディナーセットに塗りつけるのでございますが、この金液の値段が非常に高いので、何とか金液の値段を低めてほしい、安
○武藤(嘉)委員 ありがとうございました。私の申し上げるのは農地ではなくて、市街地の宅地を担保にした融通力をいかにするかという点であります。私の特にお願いしたいと思いますのは、どこの戦災都市もほとんどうちは焼けたあとで、宅地は持つておりますが、これが何とも融通力にならないために、融通性を持たないために、宅地の所有者は従前は貸家を建てておつたが、今は建築費が非常に上つておりますので、貸家を建てて貸す、
○武藤(嘉)委員 先ほどの長期信用銀行についてちよつとお尋ねしたいのでありますが、局長は、強力でかつ少数の銀行で長期金融の銀行を設立したい、こういうお話でございます。実は従前地方では、勧業銀行あたりがほとんど府県に分散しておりましたが、戦争中に併合されて、勧業銀行も一本になつておるのであります。また不動産金融については、日本勧業銀行がなくなりましてから、不動産金融はほとんど行われない。市中銀行へ不動産
○武藤(嘉)委員 お説の通りで、私も賛成でございます。それならばうんとこれは励行するように、ひとつ御指示ありたいと考えます。なお短かい時間でありますが、先ほど出ました配給酒が残つておりまする関係上、今甲と乙というこの卸の機関に区別があるのでありますが、これは今すぐ廃止して甲、乙の区別をなくしてしまうという議論が、大蔵省の一部にあるやに拝聽いたしておるのでありますが、私どもは今すぐこれをおやりになるならば
○武藤(嘉)委員 今松尾委員から酒の税の問題が出ましたから、きようは国税庁長官と主税局長と二人ともいらつしやるので伺いたいのですが、最近非常に問題になつているのは、酒の販売のびん付の問題であります。これは一年以上も業者の間でいろいろ議論百出の結果、大蔵省で最近容器付販売ということになされたようでありますが、実際これは大都会においては、これでけつこうな方法であろうと思います。ことに今日では、ガラスびんというものが
○武藤(嘉)委員 よくわかりました。ただ私の申し上げたいのは、資力がなければ、これはどちらも取引でありますから危険でありましようから、当然厳重に御査定にならなければなりませんが、どうも私どもが地方で考えてみますると、非常に希望しておるにかかわらずなかなか認可が容易でない。別に専売局に貸倒れ金ができればやむを得ませんが、そうでなければ、希望があるならばお許しになつてもいいんじやないか、こういうふうに私
○武藤(嘉)委員 総裁を煩わすのははなはだ恐縮千万ですから、販売局長から承つておきたいと思います。先ほどの内藤委員の話がもうすでに具体化して、農協の方でタバコを取扱うことをあつさり御許可になつたようでありますが、先ほど大阪選出の淺香委員も申しておりますように、地方の実情を聞いてみますと、タバコの小売の指定を受けることが非常に困難である。私なんかもときどきそれを聞いておるのであります。従つて、その受けられない
○武藤(嘉)委員 ただいま議題となつておりまする二法案のうち、農業共済再保険特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案につきまして、すでに質疑も盡されたと思いますので、この際質疑を打切り討論を省略し、ただちに採決に入られんことを望みます。
○武藤(嘉)委員 私の長官にお尋ねしたいのは、メーカーももちろんでありますが、小売りにおいては密造酒を取扱つているという疑いを抱くものが往往ありますので、よほどこの点については十分なお達しが必要であると思うのであります。それから話は矛盾するようでありますが、実は酒の出荷にあたりまして、立会い検査という制度がまだ残つておるようであります。この制度は、非常に悪質なものについては当然必要であると思うのでありますが
○武藤(嘉)委員 私は、今の川野委員の密造対策に関連してちよつと伺いたいのであります。川野委員は密造対策はまだ非常に緩慢だと言うております。私と同じ党派でこういう同士打ちのようなことを言つてははなはだ悪いのですが、漸次対策は強化され、成績を上げておるのであろうと思うのであります。また話によると神奈川県あたりでは、昨年でありましたか密造対策のために、税務署の間税課長が殺傷された。その他相当に危險を冒してやつておることは
○武藤(嘉)委員 今申しました件につきましては、大蔵省において至急に対策を考えられて、立法処置か何かなさらないと、ますます弊害が純良な預金者といいまするか、契約者と申しまするか、被害を受ける者が零細な資金をもつてやつておる者でありますので、賢明なる大臣は、国としてのいろいろな対策を至急にお考えになるべきではないかと考えるのであります。 なお私のもう一点申し上げたいのは、酒に関する公定価格です。大体三月一日
○武藤(嘉)委員 ちようど大臣がおいでになりましたので、私の質問は銀行局の所管に属するかもしれませんが、ほんのわずかの時間でありますから、お許しを願いたいと思います。 実は最近名古屋市、三重県、岐阜県方面におきまして、いろいろな形で無盡類似、いわゆる相互銀行に類似の形式のもので、百貨店の月賦販売というような形式のものがたくさんできておりまして、私のおります岐阜附近等も二十数社できております。これは
○武藤(嘉)委員 もう一つお伺いしたいのですが、その就業規則を労使の間でつくるということは、特に労働組合の結成を必要とするものであるか。私の言いたいのは、労働組合は、大会社はもちろんでありますが、相当小さい会社も労働組合を結成しておる場合が多いのでありますけれども、しかし必ずしもすべての業態が労働組合を結成しているとは、限らないのでありますから、もし労働組合を結成してなくても、大蔵大臣だとかあるいは
○武藤(嘉)委員 それでお尋ねしたいのは、労働協約、言いかえてみますと——私はその辺もよくは存じないのでありますが、労働組合を結成していないところでは、この制度は絶対に認められないのか。あるいは大蔵大臣だとか税務署長などでもつて、労働組合を組織してないところでもこれは認められるものであるか。これをお伺いしたいのであります。
○武藤(嘉)委員 私はきようの提案になつております所得税法のうちの法人税について局長にお伺いしたいのであります。それはこの三法律案提案の理由に書いてありまする退職給與引当金を損金に算入するという、これについての御説明をお願いしたいと思います。
○武藤(嘉)委員 ありがとうございました。しかし私の申し上げたいのは、何しろ日本では最近資本金の小さい同族会社式の法人が相当数ありますので、大蔵省川がそこへお気づきになつたことは税制の均斉あるいは平等という建前から非常にけつこうには存じますが、どうもまだ税務署の評価の場合においても、あるいはその他におきましても——私の申し上げんとするのは大会社の上場株を持つているのは、かりに一流会社の株を何千株持つておつても
○武藤(嘉)委員 今三宅委員から相続税に対する質問がありましたので、関連して大蔵省にお伺いしたいと思います。過去におきましては法人組織になつておりましても、その株式が取引所で上場されないような株式につきましては、個人と同一の扱いになつておつたようであります。そこでたとえば財産を相当持つております場合に、一流株あるいは二流株、たとい三流株でありましても、とにかく上場されておりますれば、取引所で公定相場
○武藤(嘉)委員 それでは時期の一日も早からんことをひとつお願いいたします。 次に申し上げておきたいのは、関連いたしまするが、新しい原料をもつてつくりましたところの新酒、これにつきまして実はまだマル公、公定価格がきまつておらないのであります。そこで地方では、これを原料その他三十円くらいは当然値上げしなければならない。一升三十円くらいは、コスト高になつておりますので、どうしてもこれがマル公の改訂を要求
○武藤(嘉)委員 所得税に間接関係がありますから、池田大臣がいらつしやいましたので、伺つておきたいと思います。二十七年度において七百五十八億の減税だとおつしやつたと思うのであります。減税をなさつていらつしやることはたいへんけつこうでありますが、実は税の二十何パーセントを占めておりまする酒税が、一向に下らないということについて、業界が非常に不安を持つておりますので、特に池田大臣の御意見を承りたいと思うのであります
○武藤(嘉)委員 三宅委員の関連質問ですから……。三宅君の質問の酒税に関連して一つ平田局長にお尋ねしたいのは、どうも大蔵省方面は、酒が非常に年末に売れている。この勢いでは、今年も消化が十分できるようなお見通しであろうと思うのでありますが、どうも農村は、どこもほとんど資金が枯渇して、農民の協同組合の引出しは非常にはげしく行われておりますし、ことにいも類なんかを扱つておりました畑作地帶は、非常に澱粉の値下
○武藤(嘉)委員 先ほど、業者がどこも自家用を持つているのですが、これはついては全廃はなさらないと大蔵省におつしやつたので、この点は大いに了とするところでございますが、ただここで問題は、税務署その他の官庁にあつた官庁用の酒、これはわれわれ大蔵委員会も過去においてその恩典にあずかつたのでありますが、この酒が全廃されるということになると、はたしてそれで行けるかどうか。私の非常におそれるのは、その用途指定酒
○武藤(嘉)委員 ただいまの間税部長のお話では、二十億税収入が入りそうだということでありますが、ただ私の言いたいのは、業者の側から申せば、おそらくはかの税でとれないから、その穴埋めに酒を使うということは、ただでさえも大蔵省に御奉公しているのに、この上またわれわれの犠牲においてほかの税の欠陥をここで補うということは、業者が聞いたならばたいへん憤激するだろうと私は思います。それから今お話のありましたことについて
○武藤(嘉)委員 私は最近の大蔵省の酒類についての御方針を伺いたいので、特にきよう一日だけ委員をさしてもらつているわけでありますが、国税庁でもよし、あるいは主税局でもよろしいが、ひとつ御答弁願いたいのは次の点であります。 御承知のない方もありますが、最近まで酒類については配給という制度があるのでありまして、これは普通の価格よりも安く、農村であるとか鉱山であるとかあるいは工場であるとかいうところへ、
○武藤(嘉)委員 提案理由のうちに入つておりますように、在院の期間を六箇月から一年に延長されるという案になつておりますが、矯正教育の方は六箇月でどのくらい成績が上るとおぼしめすか。その辺をお答え願いたいと思います。
○武藤(嘉)委員 たいへんできるだけ御尽力願つておることは、感謝しなければならぬ点であろうと思いますが、しかしよく掘り下げてみますと、事ここに至つた原因は税の比率が非常に高いということであります。それからまた同時に、大蔵省の当事者は非常にお考えになつていらつしやいますが、どうも最高幹部においては理解がないのか、統計上酒は非常に例年通り出ておるのであるからよいのではなかろうかということで、実際はただいまお
○武藤(嘉)委員 国税庁の方の間税部長がおいでになつておりますから、お伺いしたいと思いますのは、租税滞納が最近になつて五億とか六億とかありますが、最近部長さんのお知りになつておる滞納の額はどのくらいありましようか。それに対する処置はどうなされましようか。ひとつお伺いしたいと思います。
○武藤(嘉)委員 ぜひ大蔵省から積極的にシヤウプ博士に説いていただたきいと思うのでありまして、現在すでに衆議院に出ております陳情、請願書その他をトラックでここへ運んだというのは、これは別にあながち業者の運動ではないのでありまして、全国八千万のうちの酒を用います消費者の声を、十分この際シヤウプ博士に聞いてもらわなければならぬと思います。要するに、あの報告書の通りであるとすれば、これははなはだもつて皮相
○武藤(嘉)委員 もう一度総務部長さんにお尋ねしたいと思いますのは、御承知のシヤウプ勧告にありまする酒税の部面でありますが、あそこに書いてあります酒は奢侈品である、また自分が見ている日本の酒は高級料理屋で使う酒ばかりであるかのごとく、シヤウプの報告書は書いてあるのでありまして、農村、漁村あるいは鉱山地帶あたり、あるいは大都会における労働者のごとき者が用いております酒のようなものは、ほとんど認められていないような
○武藤(嘉)委員 私は今まで直税でありましたが、間税の大宗をなしておる酒税について、総務部長並びにきよう御列席の間税部長さんに少しお尋ねいたしたいと思います。 第一は、今大分酒税の滯納が珍しくできて来まして、今までほとんどないような酒税の滯納が、しかも五億数千万円の滯納がある。かくのごときことは酒税始まつて以来おそらくないであろうと思いますが、かようなことが始まつて来たことと思い合せて、非常に購買力
○武藤(嘉)委員 私は業者の一人として、この法案に賛成をいたしかねますから申し上げます。酩酊とはどういう程度であるか、提案者の趣旨がきわめて明瞭でございません。一ぱい飲んでも醉う人もあれば、一斗飲むか五升飲まなければ酩酊しない人もありますから、酩酊の定義を提案者の武藤運十郎君に出してもらわなければ、これは重大問題だと思います。もしこの法を強要することになると、家庭で一ぱい飲んだ人が戸外へ出て、バスもしくは